タップ,ダイス,下穴,加工,リーマ,転造,ねじ加工工具の種類など

 

ユニファイ並目ねじ用タップ/ユニファイ細目ねじ用タップ



主として金属加工用として一般に用いるタップに関する用語について規定しているネジ加工工具用語(タップ)において、”a)タップの種類”の分類の中で、”4)機能又は用途による分類 > 4.3)ねじの種類による分類”に分類されている用語のうち、『ユニファイ並目ねじ用タップ』、『ユニファイ細目ねじ用タップ』のJIS規格における定義その他について。

金属部品などのねじ加工用の工具であり、主に下穴にめねじを形成するおねじ形のネジ加工工具であるタップの、種類(構造、機能、用途、ねじの種類、製造方法、溝の形態などによる分類)タップの要素、タップの角、精度などに関連する用語として、ねじ加工工具用語-第1部:タップ(JIS B 0176-1)において、”a)タップの種類”の分類の中で、”4)機能又は用途による分類 > 4.3)ねじの種類による分類”に分類されているねじ加工工具用語(タップ)には、以下の、『ユニファイ並目ねじ用タップ』、『ユニファイ細目ねじ用タップ』などの用語が定義されています。

ねじ加工工具用語-第1部:タップ(JIS B 0176-1)
⇒【a)タップの種類 > 4)機能又は用途による分類 > 4.3)ねじの種類による分類


分類: ねじ加工工具用語(タップ) > a)タップの種類 > 4)機能又は用途による分類 > 4.3)ねじの種類による分類

番号: 1453

用語: ユニファイ並目ねじ用タップ

定義:
ユニファイ並目ねじのねじ立て
(※1)に用いるタップ(JIS B 0206、JIS B 4432 参照)。(※2)

対応英語(参考):
taps for unified coarse thread


分類: ねじ加工工具用語(タップ) > a)タップの種類 > 4)機能又は用途による分類 > 4.3)ねじの種類による分類

番号: 1454

用語: ユニファイ細目ねじ用タップ

定義:
ユニファイ細目ねじのねじ立てに用いるタップ(JIS B 0208、JIS B 4432 参照)。
(※2)

対応英語(参考):
taps for unified fine thread


(※1)
ねじ立てとは、タップでめねじを加工することを言います。

(※2)
JIS B 0206、JIS B 0208、JIS B 4432 は、以下のJIS規格になります。

JIS B 0206
ユニファイ並目ねじ

JIS B 0208
ユニファイ細目ねじ

JIS B 4432
ユニファイねじ用ハンドタップ

JIS B 0206(ユニファイ並目ねじ)では、航空機その他特に必要な場合に限り用いるユニファイ並目ねじの基準山形、公式及び基準寸法について規定されています。
このユニファイ並目ねじは、ISO 263 に規定されているISOインチねじの並目系列のねじと一致しています。

JIS B 0208(ユニファイ細目ねじ )では、航空機その他特に必要な場合に限り用いるユニファイ細目ねじの基準山形、公式及び基準寸法について規定されています。
このユニファイ細目ねじは、ISO 263 に規定されているISOインチねじの細目系列のねじと一致しています。

JIS B 4432(ユニファイねじ用ハンドタップ)では、呼びNo.1-64UNC〜4-4UNC のユニファイ並目ねじ及び呼びNo.0-80UNF〜1・1/2-12UNF のユニファイ細目ねじのねじ立てに用いるユニファイねじ用ハンドタップ(ユニファイねじ用ショートマシンタップともいう)について規定されています。
ユニファイねじ用ハンドタップの種類も、形状によってフルダイヤメータシャンクタップ、ネック付きタップ及びレリーブシャンクタップの3種類になります。