タップ,ダイス,下穴,加工,リーマ,転造,ねじ加工工具の種類など

 

丸ダイス/調整ねじ付きアジャスタブル丸ダイス



主として金属加工用として一般に用いるネジ切りダイスに関する用語について規定しているネジ加工工具用語(ねじ切りダイス)において、”a)ねじ切りダイスの種類”の分類の中で、”3)機能又は用途による分類 > 3.2)用途による分類”に分類されている用語のうち、『丸ダイス』、『調整ねじ付きアジャスタブル丸ダイス』のJIS規格における定義その他について。

金属部品などのねじ加工用の工具であり、主におねじを切るのに用いるめねじ形のネジ加工工具であるネジ切りダイスの、種類(構造、機能、用途、ねじの種類、製造方法、溝の形態などによる分類)ねじ切りダイスの要素、ねじ切りダイスの角、精度などに関連する用語として、ねじ加工工具用語-第2部:ねじ切りダイス(JIS B 0176-2)において、”a)ねじ切りダイスの種類”の分類の中で、”3)機能又は用途による分類 > 3.2)用途による分類”に分類されているねじ加工工具用語(ねじ切りダイス)には、以下の、『丸ダイス』、『調整ねじ付きアジャスタブル丸ダイス』などの用語が定義されています。

ねじ加工工具用語-第2部:ねじ切りダイス(JIS B 0176-2)
⇒【a)ねじ切りダイスの種類 > 3)機能又は用途による分類 > 3.2)用途による分類


分類: ねじ加工工具用語(ねじ切りダイス) > a)ねじ切りダイスの種類 > 3)機能又は用途による分類 > 3.2)用途による分類

番号: 1311

用語: 丸ダイス(ねじ切り丸ダイス)(※1)

定義:
外形が円形のダイス。
備考:
寸法調整ができるものとできないものとがある。
丸ダイス(ねじ切り丸ダイス)
丸ダイス(ねじ切り丸ダイス)

対応英語(参考):
circular screwing die


分類: ねじ加工工具用語(ねじ切りダイス) > a)ねじ切りダイスの種類 > 3)機能又は用途による分類 > 3.2)用途による分類

番号: 1312

用語: 調整ねじ付きアジャスタブル丸ダイス(調整ねじ付きアジャスタブルねじ切り丸ダイス)

定義:
調整ねじ
(※2)で寸法調整のできる丸ダイス。
備考:
接線方向(tangential adjusting)又は半径方向(radial adjusting)にねじ込んで調整する2方式がある。(No3,No4)
調整ねじ付きアジャスタブル丸ダイス(調整ねじ付きアジャスタブルねじ切り丸ダイス)
調整ねじ付きアジャスタブル丸ダイス(調整ねじ付きアジャスタブルねじ切り丸ダイス)
調整ねじ付きアジャスタブル丸ダイス(調整ねじ付きアジャスタブルねじ切り丸ダイス)

対応英語(参考):
adjustable (thread cutting) round die with adjusting screw,
adjustable circular (screwing) die with adjusting screw


(※1)
丸ダイスに関連するJIS規格には、以下などがあります。

JIS B 4451
ねじ切り丸ダイス

JIS B 4455
管用平行ねじ用ねじ切り丸ダイス

JIS B 4456
管用テーパねじ用ねじ切り丸ダイス

JIS B 4501
ねじ転造丸ダイス

JIS B 4451(ねじ切り丸ダイス)では、呼びM1〜M68のメートル並目ねじ、呼びM1×0.2〜M56×1.5のメートル細目ねじ、呼びNo.1-64UNC〜2・3/4-4UNCのユニファイ並目ねじ及び呼びNo.0-80UNF〜1・1/2-12UNFのユニファイ細目ねじのねじ切りに用いるねじ切り丸ダイスの形状・寸法について規定されています。

(※2)
調整ねじとは、寸法を調整するねじのことです。
接線方向の調整ねじと半径方向の調整ねじとがあります(下図参照)。
ランド・ランド幅・調整ねじ・調整ねじ穴・調整ねじ穴の位置・すりわり・すりわりの幅・押し穴・押し穴径・押し穴の角度・面取りの大きさ
ランド・ランド幅・調整ねじ・調整ねじ穴・調整ねじ穴の位置・すりわり・すりわりの幅・押し穴・押し穴径・押し穴の角度・面取りの大きさ