食付き部／食付き部の長さ／食付き部の山数／食付き部の先端径
主として金属加工用として一般に用いるネジ切りダイスに関する用語について規定しているネジ加工工具用語（ねじ切りダイス）において、”b）ねじ切りダイスの要素”に分類されている用語のうち、『食付き部』、『食付き部の長さ』、『食付き部の山数』、『食付き部の先端径』のJIS規格における定義その他について。
金属部品などのねじ加工用の工具であり、主におねじを切るのに用いるめねじ形のネジ加工工具であるネジ切りダイスの、種類（構造、機能、用途、ねじの種類、製造方法、溝の形態などによる分類）ねじ切りダイスの要素、ねじ切りダイスの角、精度などに関連する用語として、ねじ加工工具用語-第2部：ねじ切りダイス（JIS B 0176-2）において、”b）ねじ切りダイスの要素”に分類されているねじ加工工具用語（ねじ切りダイス）には、以下の、『食付き部』、『食付き部の長さ』、『食付き部の山数』、『食付き部の先端径』などの用語が定義されています。
ねじ加工工具用語-第2部：ねじ切りダイス（JIS B 0176-2）
⇒【b）ねじ切りダイスの要素】
分類： ねじ加工工具用語（ねじ切りダイス） > b）ねじ切りダイスの要素
番号： 2049
用語： 食付き部（※1）
定義：
ダイスが工作物に食い付いて、切削しながらダイス自身を案内する部分。
量記号（参考）：
−
対応英語（参考）：
chamfer,
lead
分類： ねじ加工工具用語（ねじ切りダイス） > b）ねじ切りダイスの要素
番号： 2050
用語： 食付き部の長さ（※1）
定義：
軸に平行に測った食付き部の長さ。（Index13）
量記号（参考）：
lc
対応英語（参考）：
chamfer length,
lead length
分類： ねじ加工工具用語（ねじ切りダイス） > b）ねじ切りダイスの要素
番号： 2051
用語： 食付き部の山数
定義：
食付き部の長さ内の山数。
量記号（参考）：
nc
対応英語（参考）：
number of chamfered threads,
number of lead threads
分類： ねじ加工工具用語（ねじ切りダイス） > b）ねじ切りダイスの要素
番号： 2052
用語： 食付き部の先端径（※1）
定義：
食付き部の先端切れ刃（※2）の最大直径。
量記号（参考）：
dp
対応英語（参考）：
chamfer point diameter
（※1）
食付き部、食付き部の長さ、食付き部の先端径 については、以下の図を参照ください。
表面・裏面・食付き部・食付き部の長さ・食付き部の先端径
（※2）
切れ刃とは、すくい面が逃げ面につながる部分のことです。
なお、すくい面とは、切削を営む主体となる面のことです。
切りくずは、この面上を擦過します（下図参照）。
すくい面・ヒール
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