超硬リーマ/サーメットリーマ/ダイヤモンドリーマ
主として金属切削用として一般に用いるリーマに関する用語について規定しているリーマ用語において、”a)リーマの種類”の分類の中で、”1)刃部材料及び表面処理による分類”に分類されている用語のうち、『超硬リーマ』、『サーメットリーマ』、『ダイヤモンドリーマ』のJIS規格における定義その他について。
金属部品などの下穴を正確に仕上げると共に、滑らかな仕上げ面を得るために用いるめ穴加工(下穴加工)工具であるリーマの、種類(構造、機能、用途、取付方法などによる分類)リーマの要素、リーマの角度、精度などに関連する用語として、リーマ用語(JIS B 0173)において、”a)リーマの種類”の分類の中で、”1)刃部材料及び表面処理による分類”に分類されているリーマ用語には、以下の、『超硬リーマ』、『サーメットリーマ』、『ダイヤモンドリーマ』などの用語が定義されています。
リーマ用語(JIS B 0173)
⇒【a)リーマの種類 > 1)刃部材料及び表面処理による分類】
分類: リーマ用語 > a)リーマの種類 > 1)刃部材料及び表面処理による分類
番号: 1104
用語: 超硬リーマ(超硬合金リーマ)
定義:
刃部(※1)の材料に超硬合金(炭化タングステンを主体とした焼結体)を使用したリーマ。
対応英語(参考):
carbide reamer,
cemented carbide reamer,
hardmetal reamer
分類: リーマ用語 > a)リーマの種類 > 1)刃部材料及び表面処理による分類
番号: 1105
用語: サーメットリーマ
定義:
刃部の材料にサーメット(チタン化合物を主体とした焼結体)を使用したリーマ。
対応英語(参考):
cermet reamer
分類: リーマ用語 > a)リーマの種類 > 1)刃部材料及び表面処理による分類
番号: 1106
用語: ダイヤモンドリーマ
定義:
刃部の材料にダイヤモンド(※2)焼結体を使用したリーマ。
対応英語(参考):
diamond reamer
(※1)
刃部とは、リーマの切削に直接あずかる部分で、切れ刃、すくい面及び逃げ面からなる部分のことです(下図参照)。
(※2)
ダイヤモンドを使用する工具に関連するJIS規格には、以下などがあります。
JIS B 4130
ダイヤモンド/CBN工具−ダイヤモンド又はCBNと(砥)粒の粒度
JIS B 4131
ダイヤモンド/CBN工具−ダイヤモンド又はCBNホイール
JIS B 4134
ダイヤモンド単石ドレッサ
JIS B 4138
ダイヤモンド/CBN工具−ダイヤモンド又はCBNセグメントソー
JIS B 4140
ダイヤモンド/CBN工具−ダイヤモンド又はCBN電着工具
JIS B 4141
ダイヤモンド/CBN工具−ダイヤモンド又はCBNホイール及びセグメントソー−寸法記号及び形状記号
JIS B 4142
ダイヤモンド/CBN工具−安全性要求事項
JIS C 9029-2-6
可搬形電動工具の安全性−第2−6部:給水式ダイヤモンドドリルの個別要求事項
JIS C 9029-2-7
可搬形電動工具の安全性−第2−7部:給水式ダイヤモンドソーの個別要求事項
JIS T 5505-1
歯科用回転器具−ダイヤモンド研削器具−第1部:ポイント−寸法,要求事項,表示及び包装
JIS T 5505-2
歯科用回転器具−ダイヤモンド研削器具−第2部:ディスク
JIS T 5505-3
歯科用回転器具−ダイヤモンド研削器具−第3部:粒度,呼び及びカラーコード
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