タップ,ダイス,下穴,加工,リーマ,転造,ねじ加工工具の種類など

 

シャンク径/シャンクの長さ/四角部の長さ/四角部の幅



主として金属切削用として一般に用いるリーマに関する用語について規定しているリーマ用語において、”b)リーマの要素”に分類されている用語のうち、『シャンク径』、『シャンクの長さ』、『四角部の長さ』、『四角部の幅』のJIS規格における定義その他について。

金属部品などの下穴を正確に仕上げると共に、滑らかな仕上げ面を得るために用いるめ穴加工(下穴加工)工具であるリーマの、種類(構造、機能、用途、取付方法などによる分類)リーマの要素、リーマの角度、精度などに関連する用語として、リーマ用語(JIS B 0173)において、”b)リーマの要素”に分類されているリーマ用語には、以下の、『シャンク径』、『シャンクの長さ』、『四角部の長さ』、『四角部の幅』などの用語が定義されています。

リーマ用語(JIS B 0173)
⇒【b)リーマの要素


分類: リーマ用語 > b)リーマの要素

番号: 2032

用語: シャンク径

定義:
シャンク
(※1)の直径(図3参照)。(※2)

量記号(参考):
d

対応英語(参考):
shank diameter


分類: リーマ用語 > b)リーマの要素

番号: 2033(3.3)

用語: シャンクの長さ

定義:
軸に平行に測ったシャンクの長さ(図3参照)。

量記号(参考):
ls

対応英語(参考):
shank length


分類: リーマ用語 > b)リーマの要素

番号: 2034(3.6)

用語: 四角部の長さ

定義:
軸に平行に測ったシャンク四角部
(※3)の長さ(図3参照)。

量記号(参考):
lk

対応英語(参考):
length of square


分類: リーマ用語 > b)リーマの要素

番号: 2035(3.5)

用語: 四角部の幅

定義:
軸に平行に測ったシャンク四角部の幅(図3参照)。

量記号(参考):
K

対応英語(参考):
size of square


(※1)
シャンクとは、リーマの柄部で、通常使用に際し保持する部分のことです(下の図2参照)。
図2(軸・刃部・シャンク・首・食付き部・先端面取り部・シャンク四角部・タング)
図2(軸・刃部・シャンク・首・食付き部・先端面取り部・シャンク四角部・タング)

(※2)
シャンク径、シャンクの長さ、四角部の長さ、四角部の幅は、以下の図3を参照ください。
図3(基準位置・首部・全長・刃長・首径・首の長さ・シャンク径・シャンクの長さ・四角部の長さ・四角部の幅・タングの長さ・食付きの長さ・テーパ全角)
図3(基準位置・首部・全長・刃長・首径・首の長さ・シャンク径・シャンクの長さ・四角部の長さ・四角部の幅・タングの長さ・食付きの長さ・テーパ全角)

(※3)
シャンク四角部とは、ストレートシャンクの端部に付けた四角の部分のことです(上の図2参照)。