タップ,ダイス,下穴,加工,リーマ,転造,ねじ加工工具の種類など

 

フラット付きストレートシャンク/テーパシャンク/首/食付き部



主として金属切削用として一般に用いるリーマに関する用語について規定しているリーマ用語において、”b)リーマの要素”に分類されている用語のうち、『フラット付きストレートシャンク』、『テーパシャンク』、『首』、『食付き部』のJIS規格における定義その他について。

金属部品などの下穴を正確に仕上げると共に、滑らかな仕上げ面を得るために用いるめ穴加工(下穴加工)工具であるリーマの、種類(構造、機能、用途、取付方法などによる分類)リーマの要素、リーマの角度、精度などに関連する用語として、リーマ用語(JIS B 0173)において、”b)リーマの要素”に分類されているリーマ用語には、以下の、『フラット付きストレートシャンク』、『テーパシャンク』、『』、『食付き部』などの用語が定義されています。

リーマ用語(JIS B 0173)
⇒【b)リーマの要素


分類: リーマ用語 > b)リーマの要素

番号: 2015

用語: フラット付きストレートシャンク

定義:
シャンク
(※1)に回り止めのフラットをもつストレートシャンク(※2)
フラット付きストレートシャンク
フラット付きストレートシャンク

量記号(参考):

対応英語(参考):
flatted straight shank


分類: リーマ用語 > b)リーマの要素

番号: 2016(3.2.1)

用語: テーパシャンク

定義:
円すい状のシャンク。
備考:
タング付きテーパシャンク(tanged taper shank)及び
ねじ付きテーパシャンク(threaded taper shank)がある。

量記号(参考):

対応英語(参考):
taper shank


分類: リーマ用語 > b)リーマの要素

番号: 2017(3.8)

用語:

定義:
シャンク以外の部分に設けたくびれた部分(図2参照)。
(※1)

量記号(参考):

対応英語(参考):
recess,
neck


分類: リーマ用語 > b)リーマの要素

番号: 2018(3.13)(3.18)

用語: 食付き部(くいつきぶ)

定義:
リーマが工作物に食い付いて主として切削作用を行う部分(図2参照)。
(※1)

量記号(参考):

対応英語(参考):
chamfer,
bevel lead (cutting),
leading part,
taper lead,
straight taper


(※1)
シャンクとは、リーマの柄部で、通常使用に際し保持する部分のことです(以下のの図2参照)。
図2(軸・刃部・シャンク・首・食付き部・先端面取り部・シャンク四角部・タング)
図2(軸・刃部・シャンク・首・食付き部・先端面取り部・シャンク四角部・タング)

(※2)
ストレートシャンクとは、円筒のシャンクのことです。
プレインストレートシャンク(plain cylindrical shank)、四角部付きストレートシャンク(squared cylindrical shank)、タング付きストレートシャンク(tanged cylindrical shank)及びフラット付きストレートシャンク(flatted cylindrical shank)があります。