仕上面/バニシング作用/切りくず詰まり
主として金属切削用として一般に用いるリーマに関する用語について規定しているリーマ用語において、”f)リーマの一般”に分類されている用語のうち、『仕上面』、『バニシング作用』、『切りくず詰まり』のJIS規格における定義その他について。
金属部品などの下穴を正確に仕上げると共に、滑らかな仕上げ面を得るために用いるめ穴加工(下穴加工)工具であるリーマの、種類(構造、機能、用途、取付方法などによる分類)リーマの要素、リーマの角度、精度などに関連する用語として、リーマ用語(JIS B 0173)において、”f)リーマの一般”に分類されているリーマ用語には、以下の、『仕上面』、『バニシング作用』、『切りくず詰まり』などの用語が定義されています。
リーマ用語(JIS B 0173)
⇒【f)リーマの一般】
分類: リーマ用語 > f)リーマの一般
番号: 6008
用語: 仕上面
定義:
リーマ加工によって加工されて生成した加工物の表面。
量記号(参考):
−
単位(参考):
−
対応英語(参考):
machined surface
分類: リーマ用語 > f)リーマの一般
番号: 6009
用語: バニシング作用
定義:
刃物をこすりつけて工作物表面を塑性流動させる作用。
量記号(参考):
−
単位(参考):
−
対応英語(参考):
bunishing action
分類: リーマ用語 > f)リーマの一般
番号: 6010
用語: 切りくず詰まり(きりくずづまり)
定義:
切削中の切りくず(切り屑)が排出されずに溝(※1)に詰まる状態。
量記号(参考):
−
単位(参考):
−
対応英語(参考):
choking,
clogging
(※1)
溝とは、隣り合った切れ刃とヒールとの間のへこんだ部分のことです(以下の図4参照)。
図4(すくい面・食付き逃げ面・外周逃げ面・食付き切れ刃・外周切れ刃・ランド・マージン・ヒール・コーナ・溝・溝底の丸み)
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