タップ,ダイス,下穴,加工,リーマ,転造,ねじ加工工具の種類など

 

構成刃先/回転方向/遊動チャック



主として金属切削用として一般に用いるリーマに関する用語について規定しているリーマ用語において、”f)リーマの一般”に分類されている用語のうち、『構成刃先』、『回転方向』、『遊動チャック』のJIS規格における定義その他について。

金属部品などの下穴を正確に仕上げると共に、滑らかな仕上げ面を得るために用いるめ穴加工(下穴加工)工具であるリーマの、種類(構造、機能、用途、取付方法などによる分類)リーマの要素、リーマの角度、精度などに関連する用語として、リーマ用語(JIS B 0173)において、”f)リーマの一般”に分類されているリーマ用語には、以下の、『構成刃先』、『回転方向』、『遊動チャック』などの用語が定義されています。

リーマ用語(JIS B 0173)
⇒【f)リーマの一般


分類: リーマ用語 > f)リーマの一般

番号: 6011

用語: 構成刃先

定義:
金属切削において、切削中に被削材の一部が加工硬化によって母材より著しく硬い変質物となって刃部
(※1)にたい積(堆積)凝着し、元の刃先に代わって新たな刃先が構成された状態となったもの。

量記号(参考):

単位(参考):

対応英語(参考):
built-up edge


分類: リーマ用語 > f)リーマの一般

番号: 6012

用語: 回転方向

定義:
リーマの送り運動方向に見た回転の向き。

量記号(参考):

単位(参考):

対応英語(参考):
hand of cut


分類: リーマ用語 > f)リーマの一般

番号: 6013

用語: 遊動チャック

定義:
工作物又は機械の主軸とリーマの軸との間に生じた片寄りの修正ができるチャック。
フローティングチャックともいう。

量記号(参考):

単位(参考):

対応英語(参考):
floating chuck


(※1)
刃部とは、リーマの切削に直接あずかる部分で、切れ刃、すくい面及び逃げ面からなる部分のことです(以下の図2参照)。
図2(軸・刃部・シャンク・首・食付き部・先端面取り部・シャンク四角部・タング)
図2(軸・刃部・シャンク・首・食付き部・先端面取り部・シャンク四角部・タング)