リーマ代/下穴/拡大代/被削面
主として金属切削用として一般に用いるリーマに関する用語について規定しているリーマ用語において、”f)リーマの一般”に分類されている用語のうち、『リーマ代』、『下穴』、『拡大代』、『被削面』のJIS規格における定義その他について。
金属部品などの下穴を正確に仕上げると共に、滑らかな仕上げ面を得るために用いるめ穴加工(下穴加工)工具であるリーマの、種類(構造、機能、用途、取付方法などによる分類)リーマの要素、リーマの角度、精度などに関連する用語として、リーマ用語(JIS B 0173)において、”f)リーマの一般”に分類されているリーマ用語には、以下の、『リーマ代』、『下穴』、『拡大代』、『被削面』などの用語が定義されています。
リーマ用語(JIS B 0173)
⇒【f)リーマの一般】
分類: リーマ用語 > f)リーマの一般
番号: 6004
用語: リーマ代(−しろ)
定義:
リーマで削り取る量。
リーマの直径(※1)から下穴の直径を引いた量。
量記号(参考):
−
単位(参考):
−
対応英語(参考):
stock amount
分類: リーマ用語 > f)リーマの一般
番号: 6005
用語: 下穴(したあな)
定義:
リーマ加工の前にあらかじめ工作物にあけた穴。
量記号(参考):
−
単位(参考):
−
対応英語(参考):
prepared hole
分類: リーマ用語 > f)リーマの一般
番号: 6006
用語: 拡大代(かくだいしろ)
定義:
リーマ加工を行った工作物の穴の直径とリーマの直径との差。
備考:
加工された工作物の穴の直径がリーマの直径より小さい場合、縮み代ともいう。
量記号(参考):
−
単位(参考):
−
対応英語(参考):
over size
分類: リーマ用語 > f)リーマの一般
番号: 6007
用語: 被削面
定義:
リーマ加工を施す前の工作物の表面。
量記号(参考):
−
単位(参考):
−
対応英語(参考):
work size
(※1)
リーマの直径とは、刃部の一番大きい箇所の外径の寸法のことです。
ただし、テーパリーマではテーパの基準位置における直径をいいます(以下の図3参照)。
図3(基準位置・首部・全長・刃長・首径・首の長さ・シャンク径・シャンクの長さ・四角部の長さ・四角部の幅・タングの長さ・食付きの長さ・テーパ全角)
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