タップ,ダイス,下穴,加工,リーマ,転造,ねじ加工工具の種類など

 

案内付きタップ/ドリル付きタップ



主として金属加工用として一般に用いるタップに関する用語について規定しているネジ加工工具用語(タップ)において、”a)タップの種類”の分類の中で、”4)機能又は用途による分類 > 4.2)用途による分類”に分類されている用語のうち、『案内付きタップ』、『ドリル付きタップ』のJIS規格における定義その他について。

金属部品などのねじ加工用の工具であり、主に下穴にめねじを形成するおねじ形のネジ加工工具であるタップの、種類(構造、機能、用途、ねじの種類、製造方法、溝の形態などによる分類)タップの要素、タップの角、精度などに関連する用語として、ねじ加工工具用語-第1部:タップ(JIS B 0176-1)において、”a)タップの種類”の分類の中で、”4)機能又は用途による分類 > 4.2)用途による分類”に分類されているねじ加工工具用語(タップ)には、以下の、『案内付きタップ』、『ドリル付きタップ』などの用語が定義されています。

ねじ加工工具用語-第1部:タップ(JIS B 0176-1)
⇒【a)タップの種類 > 4)機能又は用途による分類 > 4.2)用途による分類


分類: ねじ加工工具用語(タップ) > a)タップの種類 > 4)機能又は用途による分類 > 4.2)用途による分類

番号: 1439

用語: 案内付きタップ

定義:
ねじ下穴又は基準穴とねじの軸心とを同心にするため、穴と同径の案内部をもったタップ。(213)
備考:
先に加工したねじと同軸とし、リード
(※1)を合わせ加工したいときなどに用いる案内ねじをもった案内ねじ付きタップもある。
案内付きタップ
案内付きタップ

対応英語(参考):
pilot tap


分類: ねじ加工工具用語(タップ) > a)タップの種類 > 4)機能又は用途による分類 > 4.2)用途による分類

番号: 1440

用語: ドリル付きタップ

定義:
ねじ下穴あけとねじ立て
(※2)とを1工程で行うもので、先端にドリル部をもったタップ。
ドリル付きタップ
ドリル付きタップ

対応英語(参考):
drill tap


(※1)
リードとは、ねじのつる巻き線に沿って軸の周りを一周するとき、軸方向に進む距離のことです。
JIS B 0101(ねじ用語)にも規定があります。
JIS B 0101(ねじ用語)では、一般に用いるネジの”ねじ基本”及び”ねじ部品”(座金・ピン・リベットを含む。)に関する用語及びその定義について規定されています。
詳細はこちらを参照ください。
ネジ規格・用語-ねじの種類,寸法,ボルト,ナット,タップ,インチ,管用,台形ネジ,加工等

(※2)
ねじ立てとは、タップでめねじを加工することを言います。